前回の記事の続きです。
債務整理中に住宅ローンの審査に申し込みました
どんどん進んでいってしまったマイホームを建てる話。
私は銀行員の友達から「もし住宅ローンの審査に通らなくても、通らなかった理由が両親に知られることはない」と教えてもらってからは、安心して話を進めることができました。
計画しているマイホームは、義両親の住んでいる家の土地の空いている場所に新しい家を建てるので、とても小さな家です。
26坪位の小さな家だし、住宅メーカーの所長さんが義両親の知り合いなので、特別価格にして頂き、諸費用なども含めて見積額は1700万円ほどでした。
そのうち450万円は義両親が出してくれて、毎月義両親へ返済することになりました。
なので銀行には1250万円、夫名義で住宅ローンの審査に申し込みをしました。
その時の我が家の状況は
・債務整理後、返済を始めてまだ数ヶ月しかたっていない。
・債務整理後、夫名義の借入金は3社合計486,000円。1年半で2社は完済する。
・夫は勤続年数3年。
・夫の年収は深夜のアルバイト代を入れて400万円位。
私達はこの時、借金返済中です。
任意整理をすると「信用情報機関」に金融事故情報が登録されてしまいます。いわゆる「ブラックリスト」と呼ばれるものです。
この「ブラックリスト」に載ってしまうと、新たにローンを組んだり、クレジットカードを作ることが困難になります。
でも一般的に任意整理の場合は、5年たてば事故情報の登録は削除されると言われています。
2001年の暮れから2002年にかけてのこの時、私達は任意整理後、返済を始めたばかりでした。
この状況の中、住宅ローンの審査に申し込みをしたのです。
審査の結果は・・・驚くことに通ってしまったのです!
ダメ元で申し込んだ住宅ローンの審査。
借金返済中の身なのだから、住宅ローンなんて借りられるわけがない。これから少しずつ貯金して、何年後かにもう一度マイホームを建てる話を現実にしよう。夫婦でそう思っていました。
ところが・・・・・
なんと!!審査に通ってしまったのです!!
債務整理したばかりなのに、住宅ローンの審査に通ってしまうなんて、我が家の場合は本当にレアなケースだと思います。
住宅ローンの審査に通ったと思われる要因は
・土地を担保に入れた。
・義父と夫の伯父が連帯保証人になった。
・債務整理後の夫名義の借入金残高が486,000円と少なかった。
・当時夫はまだ20代で、30年ローンを組んでも60歳前に返済が終了する。
・借金はあったが、今までどんな支払いも滞納したり返済に遅れたことはなかった。
・住宅ローンを申し込んだ銀行は、夫は取引がなかったが義両親は長年取引のある地方銀行だった。
・債務整理後、借入金残高が約248万円ある私は連帯保証人などに一切ならなかった。
審査に通った本当の理由はわかりませんが、私達は運が良く、恵まれていたのだと思います。
この後、違う金融機関で住宅ローンの借り換えをしたこともあり、当時の書類は処分してしまったようで見つからなかったのですが、1枚だけ「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」のコピーが出てきました。
1,250万円を30年、変動金利でお借りしました。
ボーナス払いはなく、毎月約5万円の返済です。
もう17年も前の話なので、今とは住宅ローン事情なども全然違うと思うので、今ローンや借金のことなどで悩んでいる方の参考になるかどうかはわかりませんが・・・
我が家の場合はレアなケースだと思いますが、債務整理したばかりで返済中の身でも、住宅ローンの審査に通る場合があるということを知って頂きたくて、今回この記事を書きました。
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