前回の記事の続きです。
義両親に買ってもらったキッチンボードとダイニングセット
債務整理中に建てたマイホームなので、貯金は10万円ちょっとしかなかったため、オプションはベランダに物干しざお用の金具を付けただけでした。あとは全てハウスメーカーの標準仕様です。
なので、普通なら新築時にオプションで付けるキッチンボードや食洗器などもありませんでした。食器棚はアパートで使っていたものを使えばいいと思っていたのです。食器洗いも、当時は夫と二人暮らしだったので、手で洗うことは全然苦にならなかったので、食洗器の必要性を感じませんでした。
新居にはダイニングルームがありましたが、ダイニングセットも私達には贅沢だと思っていたので、テーブルはアパートで使っていたこたつテーブルを使う予定でした。
そんな私達を見かねた義両親が、新居のキッチンにぴったりのキッチンボードとダイニングセットを買ってくれたのです。
義両親は息子のマイホームが完成したことが、よっぽど嬉しかったようで。素敵なキッチンボードとダイニングセットを見つけて、衝動買いしてしまったそうです。
今でもそうですが、義両親には感謝の気持ちでいっぱいです。
ダイニングセットは6人用で、小さな家には合わない立派なものでした。
マイホームが完成してからは私や夫の友達をたくさん呼んで、頻繁にホームパーティをしていました。
夫も私も料理を作ったり、おもてなしをすることが好きだったので、材料費を友達から頂いてホームパーティを開いていました。外に飲みに行くよりもお金もかからないし、時間を忘れて気軽に楽しむことができたのです。
家具や家電はほとんど買わずに・・・
義両親に買ってもらったキッチンボードとダイニングセット以外の家具や家電は、以前住んでいたアパートのものを使い続けることに。
テレビは小さなブラウン管テレビだったし、テレビ台も夫が一人暮らしをしていた時から使っている安物だったけど、お金を貯めて少しずつ買い揃えていけばいいと思っていました。なので新居にはアパートから持ってきた、必要最低限の家具・家電しかありませんでした。
もちろんベッドも買うことができなくて、いまだに我が家は娘以外は布団で寝ています。
マイホームを建てたばかりの頃はよく家具屋さんや家電量販店に行って、素敵な家具や家電を見ては「頑張ってお金貯めて、いつか買おう!」と思っていました。少しずつ理想の家を作り上げていくのは、生きる活力になりました。
一生に一度のマイホーム作り
一生に一度のマイホーム作りは、住宅ローンの審査は不安でたまらなかったですが、審査に通ってからは夢のような毎日でとても楽しかったです。
打合せは大変だし面倒だったけど、全てが生まれて初めて経験することだったので、分厚いカーテンのカタログを何冊も見ることでさえも、心から楽しめました。
私は自分が賃貸の団地で育っていたので、結婚してからも一生賃貸に住み続けてもいいと思っていました。
でも小さいながらもマイホームを建てることができて、心から幸せを感じることができました。マイホームを建ててから17年たちますが、この家を一生大切にしていきたいです。