前回の記事の続きです。
勝手に進んでいく、マイホームを建てる話
私達夫婦の知らないところで、マイホームを建てる話がどんどん進んでいきました。
当時私達が住んでいたアパートは、家賃が65,000円位でした。水道光熱費は平均15,000円位でした。
義両親と住宅メーカーの所長さんが「マイホームを建てて義両親と同じ土地に住めば、水道光熱費は義両親が払ってくれるから。そうすれば今かかっている8万円位を毎月返済する住宅ローンを組めば、今と変わらない家計で家を建てることができるよね。」
そんなことを言われてしまい、断ることができない状況になってしまいました。
もちろん、マイホームを建てるなんて私にとっては夢のような話で、本当に実現するならとても嬉しいことです。
でも債務整理中である我が家の状況で、住宅ローンの審査に通るわけがありません。
債務整理後、返済を始めたばかりなのに・・・
私は住宅ローンの審査に通らないことが不安でたまりませんでした。
住宅ローンの審査が不安だった私は、銀行員の友達に相談することに
私は銀行員である学生時代からの友達、Nさんに相談しました。
これまでの私の借金をした経緯と債務整理をしたことなど、全て話しました。
私の話を聞いたNさんは、多額の借金を作ってしまった私に「なんでそんなことをしてしまったの」と責めることなく、私に同情してくれたのです。
「すみれちゃん、生まれ育った地元をたった一人で離れて知らない土地に嫁いで、寂しかったのかな・・・。」と。
優しい言葉をかけられて、涙が出てきました。
当時、Nさんも結婚して住宅ローンを借りてマンションを購入したばかりでした。
Nさんに言われたことは、「住宅ローンの審査は勤続年数が少ない、若い人達にはかなり厳しいよ」ということでした。
でも、もし住宅ローンの審査に通らなかった場合でも、銀行からその理由は教えてもらえないから安心して、と言われたのです。
本人にも理由は教えてくれないので、もちろん両親が教えてもらえることもないと。
その当時、私の夫は転職を繰り返していたので勤続年数は3年でした。
年収も350万円位で、深夜のアルバイト代を入れて400万円位です。
貯金も10万円位しかありません。
なので債務整理のことがなくても、住宅ローンの審査に通るのはもともと厳しい条件だったのです。
「もし住宅ローンの審査に通らなくても、通らなかった理由が両親に知られることはない」ということがわかり、私は心から安心しました。
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