私は夫に内緒の借金を作ってしまいました。
しかも、今回3回目です。
最初は500万、2回目は200万。そして3回目の今回は275万。
2回の借金は完済したのですが、3回目も275万もの借金を作ってしまい・・・
それを何年も隠して生活していました。それがある日夫にバレてしまったのです。(当然のことですが)
夫に内緒の借金。3回目を作ったことが夫と家族にバレた日
2017年12月のことです。
ずっと隠していた3回目の借金を作ってしまったことが夫にバレた日、私は家を飛び出し実家に帰りました。パジャマ姿に半纏を羽織ったまま、新幹線に乗ったのです。
取返しのつかないことをしてしまった。もうあの家には戻れない。私は1人で生きていくしかない。
そう覚悟を決めました。
死んでしまえば楽かもしれない。今、夫から逃げなければいけない恐怖から逃れることができる。
でも、死ぬことは本当に怖かった。どうしてもそれはできなかった。死ぬ勇気がなかった。
「離婚する」
もうそれしか道はない。この先、1人で生きていこう。どうやって生きていこう。もう子供達に会うこともできなくなってしまうのかな。
そのことばかりを考えながら、実家に帰りました。
実家に着き、母にこれからのことを話しながら、布団に入り・・・
睡眠導入剤をもらったけど、なかなか寝付くことができず、その日は1時間も眠れませんでした。
離婚される覚悟で夫の待つ家に帰ったのですが・・・
朝になり私の母が夫に電話をしました。離婚するにしても1度帰って話し合いをしなければいけないと。でも私は夫に会うのが怖い。殴られるかもしれない。だから家には帰りたくなかった。
しかし母に説得され、母と一緒に家に帰ることになり・・・
殴られる覚悟で家に帰った私。もう家には戻れないと思っていました。そんな私に夫は優しく
「帰ってきてよ。俺が作ってきた家族を勝手に壊さないでよ。」
「生活費として使っていたお金なんだから、おまえが悪いんじゃない。家族みんなが悪いんだ。それをおまえが1人で抱え込んでいただけなんだよ。」と言いました。
私は予想もしてなかった夫の言葉に、動揺してしまいました。
離婚して、子供達とも離れ離れになることを覚悟していたので。
夫は私が想像していたよりも、はるかに器の大きい男だったのです。
夫は借金があることが発覚した時は、頭にきて離婚を考えたようですが、一晩冷静に考えて、私のことを許そう。そしてやり直して家族みんなで進んで行こうと思ったそうです。
私なんかが偉そうなことを言える立場ではないことは十分わかっていますが、人は誰でも過ちは犯します。もちろん法を犯すことはいけませんが、完璧な人間なんてこの世にいません。
自分の行ってしまった失敗を受け入れ、反省し乗り越えて、人は成長していくのだと思います。
そして自分を許すことが大切だと。
私は3回も夫に内緒の借金を作ってしまったことで、多くのことを学びました。