2012年の2月頃、私達夫婦は義両親からB銀行で住宅ローンの借り換えをするように言われました。
この頃、私は多額の借金をしていました。夫に内緒の2回目の借金で合計金額は約200万円。
この他にも2台分の車のローンがあります。
当時、夫は転職したばかりで勤続年数は1年半でした。年収は約360万円です。
こんなにも多額の借金があれば、借り換えの審査になんて通るわけがありません。
私は夫に「借り換えなんてしなくていいよ。このままA銀行で借り続けよう」と言いました。
かなり得するお話なのに頑なに拒否する私を見て、夫は不審に思っていました。
義両親から住宅ローンの借り換えをするように言われ…借金のことがバレてしまうのは時間の問題
住宅ローンの借り換えの話を断るために、私は1人で銀行へ
2002年に建てたマイホーム。我が家の住宅ローンはA銀行で借りていました。
10年固定金利で3.55％。毎月の返済額は約55000円でした。ボーナス払いはなし。
それが住宅ローンの借り換えの話を持ちかけられたB銀行で借り換えると、金利は2％以下になり月々の支払い額は5万円以下になるとのこと。
私と夫は義両親に連れられ、B銀行へ話を聞きに行きました。
B銀行とは義両親は長年取引がありますが、私と夫は今まで全く取引のない銀行でした。
私達を担当してくれた銀行員さんはSさんです。
借入予定金額は950万円だったので、無担保ローンを勧められました。
当時の夫の勤続年数と年収から、ローンの審査は厳しいかもと言われましたが、義両親とは長年取引のある銀行だったので、Sさんはどうしても契約して欲しいと言ってました。
私達は銀行で話を聞き終わって、家に帰り・・・
私はずっと「借り換えるのなんて面倒だし、審査も通らないかもしれないし、今のままでいいんじゃない？」と言い続けました。
そんな私に対して不信感を抱く夫。でもまさかこの時、私がまた多額の借金をしているとは思ってもいなかったはずです。
私は借金のことがバレるのが怖くて、どうしても審査を受けたくありませんでした。
Sさんから話を聞いた次の日、私はSさんに借金のことを話しそして住宅ローンの借り換えの話を断ろうと思い、B銀行へ行きました。
1人で銀行に訪れた私を見て、とてもびっくりしていたSさん・・・
私は借金の内訳を全て話しました。
その話を聞いてSさんは一言。「そんなに借金があったら、まず審査は通りませんよ」と・・・
銀行員さんからの提案。借金は全て私名義のローンに借り換えて、夫名義の借金をゼロにする
「どうしてご主人に内緒でそんなにも多額の借金をしてしまったのですか？」
Sさんは私に少し厳しい口調で言いました。
私はずっと我慢していた涙がこぼれてしまいました。銀行で突然泣き出す私を他の銀行員さんもお客さんも見ています。でもそんなことは気にもせず、ただただ号泣してしまいました。
Sさんはまず、「ご主人のご両親にお話ししてみたらどうですか？あのご両親なら優しいから、きっとわかってくれるのではないですか？それとご主人には絶対に話さないといけないですよね」と。
私は頑なに拒否しました。200万円もの借金があることが義両親にバレたら、そんな嫁出て行けと言われてしまう、と。夫にも絶対に言えない。殺されてしまうかもしれないと。
Sさんは何としてもこの契約を成立させたいので、いろいろと案を考えてくれました。
「私も何かいい方法はないか考えますので、また連絡するので来て頂けますか？」と言われ、私は携帯番号をSさんに教えてその日は帰宅することに。
後日、Sさんから連絡が来て銀行へ行きました。
Sさんが考えてくれた案は私名義でローンを組み、今ある夫名義の借金は車のローン以外は全て返済してゼロにすることでした。
当時パートだった私ですが、200万円までなら融資してもらえるとのこと。ただし条件があって、夫が連帯保証人になることでした。
なのでご主人には必ず話して下さい。そして一緒に銀行へ来て下さいと言われました。
とうとう私が2回目の夫に内緒の借金をしてしまったことを、夫に話さなければいけない時がきてしまったのです。
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